ヨーロッパのレストランのオンライン予約事情

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私がヨーロッパに来て以来、とても好んで利用しているサービスがレストランのオンライン予約だ。ヨーロッパ、特にイギリスでは、ほとんどのレストランがオンライン予約に対応しているのだ。

 

日本に住んでいたのはかれこれ5年も前になるので当時と状況は随分変わっているかもしれないけど、当時はレストランや飲み屋の予約は必ず電話で行なっていた。たまに日本に帰ってどこかレストランや飲み屋を予約しようと思ってWEBサイトを覗くこともあるが、オンライン予約フォームが見つからないことが多い。食べログぐるなびを見るとオンライン予約できる店もそれなりにあることが分かるが、当日受付は行なっていないパターンが多かった。仕方なくお店に電話する羽目になるのだが、多くの場合、前日に電話しても人気のお店は予約が取れない。

 

ロンドンの場合はというと、当日でもオンライン予約は問題なくできるところがほとんどだ。予約も超人気店でない限りはそのまま取れることが多い。(土曜と金曜は埋まってることも多いけれど。)オンライン予約は日本でももっと展開可能なはずなのに、なんであんまりメジャーになってないのかすごく不思議に思っている。自分が最新のサービスに追いつけていないだけだろうか。だとしたら恥ずかしい限りだけど、少なくともヨーロッパの方がオンライン予約にアクセスしやすいのは間違いないと思う。

 

もしかすると、ヨーロッパは移民が多く英語が堪能とは言えない人も多いので、オンライン予約を普及させざるを得なかった事情があるのかもしれない。市役所のホームページなどを見ても、各種手続きの説明は非常に分かりやすく、見やすいデザインでクリアに示されていることが多い。知りたい情報にもリーチしやすい。きっと窓口や電話口での対応を減らすためなのだろう。言語的な問題が発生すれば、コストはさらにかかってしまうのだから。日本の場合はそういう問題が発生することが稀なので、整備する緊急性はないと考えられているのだろうか。それとも、単に興味がないだけなのだろうか。

 

私は個人的に日本語であれ英語であれ電話するのがあまり好きではないので、オンラインで手続きが出来ることは非常にありがたい。そしてたぶん、この傾向は今の若者の方が強いのではないだろうか。スマホに慣れきっている世代にとってはFacebookページやLINEから直接予約する方が、電話よりもよっぽど壁が薄いと思う。

 

ちなみに私がイギリスでよく使っているのはOpen Tableというサービスで、だいたいレストランのホームページのWEBサイトに埋め込まれている。日本でもOpen Tableはサービスを行なっているようだが、どれくらいの人が利用しているのだろうか。最近LINEでもレストラン予約できることになったと聞いたし、もしかしたら若い人はかなりオンライン予約を活用しているのかもしれないけど、実態はどうなのだろう。最新の事情について詳しい人がいれば是非教えてもらいたいものだ。